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診療内容のご案内
診療内容のご案内
ニキビ、湿疹、水虫、かぶれ、じんましんなどをはじめとした皮膚病一般はもちろん、アトピー性皮膚炎などのアレルギー関連、乾癬、掌蹠膿疱症、酒さ、脱毛症などの難治性の病気などの治療も行っております。「肌が痒いけど、原因が分からない」「他の病院で薬を出してもらったけど、症状が変わらない」などのお悩みもお気軽にご相談ください。お子様からご年配の方まで、すべての皮膚病疾患に対応します。皮膚のことならもりかわ皮ふ科クリニックにお任せください。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹が身体にできて、症状が良くなったり悪くなったりと繰り返しながら続く、強いかゆみを伴う疾患です。かゆみの症状がひどいため寝不足になったり、昼間の集中力が低下するなど日常生活に支障をきたすこともあります。また、顔など目立つ部分に湿疹ができることもあるため、本人や家族に精神的な負担がかかることもあります。
アトピー性皮膚炎の治療は、スキンケア・アレルギー反応の抑制・炎症の抑制を目的として、薬による治療を中心に行います。薬の使い方や治療は症状によって異なります。そのときの状態に合った治療を続けることが大切になりますので、個人で判断せず、必ず医師の指示を守りましょう。
水虫(白癬菌)
水虫のかゆみに関しては、必ずしも、ずっとかゆいものではありません。梅雨から夏にかけては、かゆみが出てくることも多いですが、秋から冬は症状があっても、あまりかゆみを感じないこともあります。また、かゆいからといっても、すべてが足の水虫であるとは限りません。
1.趾間(しかん)型
- 皮膚がふやけて、皮がむける
- 指の間にできる
- 梅雨や夏の時期に症状が現れやすい
- かゆさの度合いが日によって異なる
2.小水疱型
- 小さな水疱がたくさんできる
- 指の腹や足裏、縁にできやすい
- 梅雨や夏の時期に症状が現れやすい
- かゆさの度合いが日によって異なる
3.角質増殖型
- 皮膚が硬くなって、ザラザラし、ひび割れる
- 踵を中心に足の裏全体にできる
- 冬もよくならない
- かゆみはないことも多い
じんましん(蕁麻疹)
一般的には、食べ物を食べてじんましんが出たといったイメージが多いようですが、実際には、そのほかの原因で生じることが圧倒的に多いです。原因がわかりにくいことも多いのですが、お話を聞いたり、検査をしたりしながら、できるだけ原因を究明し、治療を行っていきます。
いぼ・水いぼ
ともにウイルスが皮膚に感染することで生じます。全身どこにでもできます。いぼは、大人も子供もできますが、水いぼは子供さんに多い病気です。治療は、いぼであれば、治療は液体窒素療法、いぼ焼灼法(当院では炭酸ガスレーザーを使います)、そのほか、内服、外用なども併用することがあります。
また、水いぼの治療は、鑷子でつまんで除去しますが、痛いため、あらかじめ痛み止めのテープなどを貼って痛みを取ってから除去します。
帯状疱疹たいじょうほうしん
帯状疱疹とは、水痘・帯状疱疹ウイルスというヘルペスウイルスの一種が引き起こす皮膚の病気のことで、ウイルスの名前からも分かるように、みずぼうそう(水痘)の原因ウイルスと同じです。このウイルスに初めて感染すると、まず、みずぼうそうになります。その後、みずぼうそうの症状が消えてもなお、ウイルスは体内の神経節に潜伏しています。そして何年もたち免疫力が低下した際などに、神経を通して皮膚に赤みをおびた水疱が、体のある一部に帯状に現れます。50~70代がもっとも発症しやすいといわれますが、年齢に関係なく、みずぼうそうにかかった人であれば発症します。一度かかると免疫がつき再発の可能性は低いとされますが、免疫力が極端に下がると再び発症することもあるので注意が必要です。
始めは皮膚に「ピリピリと痛い」「違和感がある」「かゆい」などの症状を感じます。その後、赤い斑点が帯状に出現(体の片側に一部分だけ現れることが多い)し、痛みを伴います。時に皮膚の症状が治っても、痛みだけ残って「帯状疱疹後神経痛」という後遺症に悩まされることもあります。違和感を感じた場合は、早めに医療期間を受診しましょう。その際に、「どこにどのような痛みを感じるのか」を正確に伝えることが大切です。
脱毛症(AGA・円形脱毛症)
同じ脱毛症でも、種類によって原因や症状も異なります。「AGA(男性型脱毛症)」は、20代後半から30代に症状を自覚することが多い、比較的頻度の高い脱毛症です。男性ホルモンの乱れが原因で、徐々に毛が薄く軟毛化していきます。脱毛部の形状はM字やO字が多く見られ、自然治癒することはありません。対して、「円形脱毛症」は、自己免疫異常が原因で引き起こされます。特定の部位はなく、主に円形で、脱毛部位の境界もはっきりしているものが多いです。また、「円形脱毛症」の場合は、自然治癒することもあります。
比較的軽症のケースであれば、まず内服薬や塗り薬による薬物治療が行われます。軽症であれば、治療開始後すぐに発毛が見られることもありますので、お早めにご相談ください。
なお、男性型脱毛症の治療は自費診療になります。
乾癬かんせん
典型的な症状として、皮膚から少し盛り上がった部分 に赤い発疹ができ、その上に、鱗屑と呼ばれる銀白色のフケのようなものが付着し、ポロポロとはがれ落ちる皮膚の病気のことを言います。乾癬による発疹は全身に出ますが、皮膚がこすれる場所(肘・膝・腰のまわり・頭)に特に出やすいという特徴があります。「尋常性乾癬」「関節症性乾癬」「乾癬性紅皮症」「膿疱性乾癬」の4つに分けられ、多くの患者さまが「尋常性乾癬」といわれています。
身体の目立つ場所に乾癬ができたときは、周囲からの視線が気になることもあるかもしれませんが、人に伝染することはありません。周りの人が正しい知識を持つことがとても大切です。
掌蹠膿疱症しょうせきのうほうしょう
掌蹠膿疱症とは、膿がたまった皮疹が手の平や足の裏に無数にできた状態のことをいいます。細菌やカビがいない無菌性のもので、好中球という白血球の一種が皮膚の角質に溜まった状態です。長期間症状を繰り返し、慢性的に症状が現れます。無菌性であるため他人への感染の心配はありません。
心配なのは合併症です。10~30パーセント程度の高い確率で骨関節炎が合併すると言われています。骨関節炎になると鎖骨や胸の中央の胸鎖肋関節などの関節に強い痛みが生じます。日常の何気ない動作を行うのも困難になるほど激しい痛みを伴い、日常生活に支障をきたします。放置していると関節が変形する危険性もあるので、早期治療が大切です。特に中高年の方は注意が必要です。
蜂窩織炎・丹毒ほうかしきえん・たんどく
ともに皮膚の少し深いところの細菌感染症です。
1.蜂窩織炎
皮下脂肪組織を中心とした細菌感染症です。皮膚の損傷が感染源となることが多いですが、感染源が特定できない場合もあります。下腿部や足背部に発症することが多く、発症した場所によって呼び方も異なります。
最初は皮膚の広範囲で赤く硬くなり、腫れ・熱感・痛みを持ち始めます。熱が出たり、悪寒・頭痛・関節痛など、風邪に似た症状を伴うこともあります。たまに、広範囲に組織壊死を生じ、壊死性筋膜炎や菌血症を引き起こし、重症化することがあります。
2.丹毒
蜂窩織炎と似ていますが、皮下脂肪組織よりも浅い真皮レベルでの皮膚細菌感染症で、化膿連鎖球菌の感染によって起こることが多いです。高齢者や免疫力の低下時に発症することが多いとされています。高熱・悪寒・全身の倦怠感などを伴い、皮膚に境界がはっきりとした赤い腫れが現れます。特に顔面に多く見られます。
褥瘡じょくそう
褥瘡とは、皮膚が長時間圧迫されることで発生する症状で、「床ずれ」ともいわれます。長時間圧迫されることにより、血流が悪くなり、皮膚が壊死してしまいます。寝たきりの場合、仙骨部や踵に褥瘡ができやすいとされています。長時間同じ部分を圧迫しないということが予防の第一歩ですから、定期的な体位変換が必要不可欠となります。
褥瘡の局所の治療は、大きくわけて3つあります。
1.ドレッシング材による治療
褥瘡の初期によく使用される、傷を覆うことで「保護」「乾燥防止」「治癒の促進」「痛みの緩和」などを目的に使用される、使い捨てのフィルムやシート状の素材のことをドレッシング材といいます。
2.外用薬による治療
褥瘡が進行した場合に多く用いられるのが、外用薬(塗り薬)です。「壊死した組織の細胞増殖を促す」「壊死した組織の除去」「炎症を抑える」など、薬剤によりさまざまな効果が期待できます。
3.外科的処置による治療
褥瘡が進行し、重度と判断された場合には、壊死した組織を外科的処置によって取り除くこともあります。
皮膚についてのお悩みがありましたら、
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